キャンプマスターで行く軽井沢避暑の旅(2)
湯川ふるさと公園で車中泊
軽井沢で、今夜の寝床を探そう…と思いましたが、残念ながら、軽井沢には道の駅がありません。
でも、「軽井沢 車中泊」とやって、グーグルで検索してみると、いくつかの車中泊ポイントが出てきます。
中でもいちばん高評価なのが、湯川ふるさと公園。
公園の駐車場で車中泊…と聞くと、なんとなく、
「あまりに寂しすぎやしないか?」
「エンジンをぶんぶんふかせたコワい兄ちゃんたちが来やしないか?」
…と心配になりますが、ここ湯川ふるさと公園は、同業者(車中泊する人)も多く、適度に自然があって静かで、適度に交通量の多い車道に面していて、快適に車中泊ができるらしい。
公園の駐車場は、南北に2か所あり、北側の駐車場は、住宅街に近く、南側の駐車場は幹線道に面しています。
もちろんどちらにも、そこそこキレイなトイレが。
3年前に来たときは、北側の駐車場で泊まったので、今回は南側の駐車場で泊まることにしました。
南側駐車場には橋を隔てて、数分も歩けば、ツルヤという大きなスーパーとコンビニがあって、こちらの方が買い出しには便利です。
幹線道に面していますが、道路から一段下がったところにあるので、それほど騒音も気になりません。
それに、今日は土曜日とあって、同業者も多そうで安心です。
この日は、そんな同業者の中に、キャンピングトレーラーの集団がいました。
それも、すべて、けん引するクルマは、白のディフェンダーで、トレーラーはT-Globe(カシータ)です。
これだけ同じ車種ばかりが固まると、壮観でとても目をひきます。
T-Globeとディフェンダーの組み合わせは、たしかにスタイリッシュで、アメリカンヴィンテージデザインに関心がある人は、これに取りつかれて、欲しくて欲しくて仕方がなくなってしまう人も多いらしいです。
今夜は、さしずめそんなオーナーたちのオフ会、ということでしょう。
それにしても、キャンピングトレーラーのけん引なんて、運転がたいへんじゃあないだろうか?
私がキャンピングカーを購入する際、キャンピングトレーラーという選択肢はまったく無かったことを思い出しました。
夕食は、歩いて5分もかからないコンビニで買い出しをして、キャンプマスターの中で質素に済ませました。
今夜は、子供たちを2階に上がらせて、大人たちは1階就寝することに。
軽井沢はさすがに、避暑地だけあって、今夜も涼しくて快適に過ごせました。
軽井沢をあとにする
湯川ふるさと公園の駐車場で、爽やかな朝を迎えました。
あまり気持ちよかったので、公園を少し散歩です。
もう少し涼しい軽井沢にいたかったのですが、今日中に静岡まで帰らなければなりません。
後ろ髪を引かれる思いで、軽井沢をあとにしました。
帰る途中、野辺山高原から八ヶ岳がキレイに見えました。
清里の萌木の村で大道芸をする青年に出会う
清里の萌木の村に立ち寄りました。
萌木の村は、清里高原の涼しげな森の中、十数件のおしゃれなお店が立ち並ぶ、とても魅力的なトコロ。
雑貨店やお菓子屋さんや、レストラン、お土産屋などのお店は、どれも、ヨーロッパのおとぎ話にでも出てきそうなとても可愛らしいつくりです。
丘の上にはメリーゴーランドもあります。
このメリーゴーランドの横で、毎年夏の間だけ、似顔絵を描いたり、珍しい楽器を演奏している若者がいます。
ずっと前から気になっていて、今年も夏もやっぱりいたので、思い切って話かけてみました。
青年の名前は、澤村信哉さん。
澤村さんは、かつては似顔絵を描きながら世界各地を旅し、今は、フィリピンのミンダナオ島で難民孤児を受け入れる「ハウスオブジョイ」という施設で働き、夏の間だけ、ここ清里へ出稼ぎに来ている…とのこと。
どうやら旅する画家を自称する、この私と非常にテイストの似通った人物らしく、思わず親近感を抱きました。
軽井沢で似顔絵を描いてもらったばかりなので、今回は、似顔絵は注文しませんでしたが、彼が働く施設に少し寄付をさせていただきました。
そしたら感謝のシルシに素敵な楽器の演奏を聴かせてくれました。
澤村さん、これからもフィリピンの難民孤児のために、元気で頑張って下さい。
…ということで、わずか一泊二日でしたが、以上で、我が家の軽キャンパー、キャンプマスターの避暑の旅は終了です。
軽井沢の似顔絵おじさんに、ハチヒゲおじさん、清里の大道芸人の澤村さん…今回も素敵な出会いがいっぱいありました。
感謝です!