インド旅行記（1）50代のインドひとり旅

三度目のインド

　

インドへひとり旅に出かけた。　

オレにとって三度目のインドだ。　

　

最初は24才。　

　

就職する前に３ヶ月間インドを放浪した。　

帰国後、赤痢であることが判明し、１ヶ月近く伝染病棟で隔離される、というオマケ付きだった。　

　

二度目は30代後半。　

世界一周チケットを買って１ヶ月かけて地球を一回りした。　

その途上でインドに立ち寄り、当時話題だったサイババのアシュラムやリシケシのヨガ道場でちょっと怪しい？修行をしてみたりした。　

　

そして今回は50代でのインドだ。　

　

インドの旅は、他のどこの国の旅とも違う。　

特別ハードで特別刺激的で、何が起こるか予測不可能な旅だ。　

　

はたして50代のオレの身体は、そんなヘビーなインド旅にいったいどこまで耐えることができるのだろうか？　

 

デリー到着　

　

オレは覚悟を持ってデリー空港に降り立った。　

空港に着いたのは深夜2時。　

夜が明けるまで、空港のベンチで横になって寝る。　

　

朝5時から行動開始。　

空港の外で手ぐすね引いて待っているのは、ボッたくりタクシー連中ばかりだ。　

　

最初のインド旅行では、空港から一歩出た途端に周りを取り囲まれ、有無を言わせずタクシーに乗せられて超高級ホテルに拉致？された苦い思い出があるので、今回は要注意だ。　

　

オレはボッたくりタクシー連中の餌食にならないよう、空港の建物から出たら、わき目もふらずまっしぐらにエアポートバスに乗り込んだ。　

まずは第一段階は成功！といったところ。

　

　　

旅の目的はリシケシでヨガ修行

　

とりあえず市中へ向かう。　

　

今回のインド旅の目的は、ヒマラヤの麓、ヨガの聖地として世界的に有名なリシケシで、短期ヨガ修行をすること。　

　

わずか8日ほどの短い日程なので、何としても今日中にリシケシにたどり着きたい。　

　

デリーからリシケシまでは、バスで7時間の道のりだ。　

そのためには、まずはリシケシ行きのバスを捕まえることだ！