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2019-09-04

キャンプマスターで行く軽井沢避暑の旅(1)

我が家の軽キャンパー、キャンプマスター出動!

8月のお盆を過ぎた週末、我が家の軽キャンパー「キャンプマスター」は、まだまだ暑い下界を離れ、避暑のため軽井沢へ向けて出動です。

深夜0時に静岡を出発し、中部横断自動車道を北上。

深夜3時を過ぎたあたりから眠くなってきたので、道の駅南きよさとで、キャンプマスターをポップアップさせて仮眠しました。

すでに子どもたちは、一階でスヤスヤ眠っていたので、大人たちが二階で眠ることに。

でも、実は二階の方が、広くて涼しくて快適なんです。

テント部分は、チャックを開けると、メッシュの窓になり、涼しい風が入ってくるからです。

家では一晩中エアコンをつけっぱなしにしておかないと、とても蒸し暑くて眠られないのに、清里高原まで来るとさすがに涼しく、寝袋がないとむしろ寒いぐらいでした。

道の駅南きよさとで爽やかな朝を迎えました。

あまりに涼しくて気持ちいいので、少しあたりを散歩したりして、のんびり朝の時間を過ごしました。

9時、軽井沢へ向けてふたたび出発!

でも途中、佐久平で朝マックしたりして、結局、軽井沢に着いたのは昼近くでした。

さっそく駐車場に車を停めて、旧軽井沢の軽井沢銀座を散策することに。

ロータリーのあたりで美味しそうなジェラート屋を見つけ、女性陣が吸い込まれてしまいました。

う〜む、なかなか前へ進めない。

このジェラート屋さん、自家製農園で採れたフルーツで自家製アイスを作っているという、ナチュラル志向のお店。

私は、スイカアイスとやらを試食させてもらいましたが、スイカの味がそのまま生かされていて、とても美味しかったです。

インスタもあるようなので、皆さんもぜひ一度お試しください。

軽井沢銀座の似顔絵屋さん

旧軽井沢の軽井沢銀座はご覧の通りの賑わいです。

道の両側にはお洒落なショップが立ち並び、この人口密度、まるで自分が原宿あたりにでもいるようです。

実は3年前、まだ我が家にキャンプマスターがなかった頃(商用のエブリイバンで車中泊してました)、同じように軽井沢銀座を歩いていて、似顔絵屋さんに娘の似顔絵を描いてもらったことがありました。

あのときの似顔絵屋さんはまだいるかな?

もしいたら、また娘の似顔絵を描いてもらいたいな。

でも、あの時すでにそこそこの年齢だったので、もう引退しちゃっているかな?

そんなかんじでキョロキョロ探しながら歩いていたら、居ましたよ、あの時の似顔絵屋さんが!

まだまだ元気で現役で活躍されていましたよ。

もちろん3年経ってだいぶ顔のカタチが変化した娘の今の似顔絵を描いてもらいました。

ついでに私たち夫婦の似顔絵も。

これで一枚わずか500円(2人の場合は1000円)。

ちょっと安すぎやしませんか?

私はこのおじさんに似顔絵を描いてもらいながら、自分も画家であることを告げると、おじさんは、

「実も自分もふだんは本格的な油絵を描いている」

…といって、すぐ近くにあるアトリエまで連れて行ってくれました。

ふだんは軽井沢のアパートに奥さんと暮らし、日中は軽井沢銀座で似顔絵を描いたり、アトリエで注文を受けた油絵をえがいていたりするそう。

うーむ、うらやましい限りです。

私も将来は軽井沢にアトリエを持ちたい…

ハチヒゲおじさんからハチミツを買う

また少し、軽井沢銀座を歩くと、こんどは店頭でハチミツを売るおじさんが。

あれ、このおじさん、どこかで見たような…

そうです、あの大量のミツバチを髭のように顔のまわりにつけた写真で有名なハチヒゲおじさんです。

萩原養蜂園を経営するハチヒゲおじさんが、今日は自分のお店の前で、自ら商品を売っているのでした。

それにしてもこの写真はインパクトありすぎです。

面白そうに近づいてみると、ハチヒゲおじさんがハチミツの試食をすすめてくれました。

これだけだったら、ふだんの私なら、試食しただけでおそらくスルーしたのでしょうが、ハチヒゲおじさんの次の一言が見事に私のツボにはまってしまいました。

「目を良くしたかったら、このハチミツを目薬のように目にぬりなさい。そうすればあなたの視力が回復しますよ」

ムムム?目が良くなるってホントか?

視力がアップするってホントか?

これまで特に大病もしたことがなく、幸い健康に恵まれて過ごしてきた私にとって、いちばんの悩みどころはとにかく目が悪いこと(まぁ、顔とアタマが悪いのは別にして)。

なんと小学2年生からメガネをかけていて、いまや視力は測定不可能なほどのド近眼で、メガネ屋で注文しても、度が強すぎていつも在庫がなく、特注の1週間待ち…という始末。

視力が良くなるってホントか?

ハチミツを目に塗れというのか?

ハチミツが目に入っても大丈夫か?

私はいつになく「食いついて」しまいました。

そしたら、ハチヒゲおじさん、自信たっぷりに、

「試してごらんよ」

…とスプーンに乗ったハチミツをさしだしました。

私はおそるおそる人差し指の先にそのハチミツをつけて、自らの目に塗ってみました。

はじめはショボショボしたが、慣れてみると、こころもちか目に映るモノの輪郭がはっきりしているような?

次の瞬間、思わず「買います!」と宣言する私の姿がありました。

もしかしたら、私って騙されやすいタイプ?

でも騙されたと思って、しばらくこのハチミツ療法?をやってみよ。

もしハチミツパワーで視力が回復したら儲けもんだ。

だいいちレーシック手術受ける必要ないし、こんなにコスパ高いことはない。

ショー記念礼拝堂

似顔絵おじさんやハチヒゲおじさんと、おしゃべりしていたので、軽井沢銀座を歩いていても、いっこうに前へ進めません。

時計を見たら、すでに夕方です。

せっかく軽井沢まで来たんだから、軽井沢の生みの親ともいえるショーさんの記念礼拝堂ぐらいは見なきゃ、と思い、ここからペースアップ。

ショー記念礼拝堂は、気持ちいい緑の樹林帯の中に、静かに佇んでいました。

明日の日曜礼拝の準備中だとかで、残念ながら中へは入れませんでしたが、ショーさんの銅像の前で記念写真をパシャリとやりました。

ところで、このショーさん(アレクサンダー・クロフト・ショー)、江戸時代に宿場町として栄えたものの、碓氷峠に新道(現在の国道18号線)ができてから、すっかり寂れてしまった軽井沢の魅力を再発見した人物。

軽井沢を「屋根のない病院」と絶賛し、明治21年には別荘を建てました。

これが、今につながる、避暑地軽井沢、別荘地軽井沢のはじまりだとか。

今の軽井沢があるのは、すべて、このショーさんのおかげなんです。

私は、ショーさんの銅像に静かに感謝を告げて、日が傾く中、礼拝堂を後にしたのです。

さあ、そろそろ今晩の寝場所を探さなくちゃあ。

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