toggle
2020-07-17

北フランス ドライブ旅行(2)

モンサンミッシェルに泊まる

ゴッホの村を昼近くに発った後は、モンサンミッシェルを目指して、一路ノルマンディー道路を走り続けました。

途中、サービスエリアのような所でお昼の休憩をした以外は、ひたすら北西へ。

そしておよそ4時間ほど走ったところで、彼方にあのモンサンミッシェルの島影が見えたときはさすがに感動しました。

ところで10年ほど前にここを訪れた時は、島へと渡る一本道を走って、島の中まで車で乗り入れることができたのに、今回は大きく違っていました。

島へ入る手前に広大な駐車場とインフレメーションセンターなどが整備されており、観光客はそこでシャトルバスに乗り換えなければならないのです。

おそらく世界遺産ブームの中で、急激な観光客の増加に対応しきれなくなったのでしょう。

島の中は、みやげ物屋やレストランが立ち並ぶ一本の細い道が走っています。

この写真は早朝に撮ったものですが、昼間はたいへんな人口密度です。

この木組みの古い家が、今回泊まったホテルです。

何と15世紀の建物!

でも内部はとても近代的。古い建物をリノベーションして大切に使っているのです。

お値段の方は?といえば、ひとり一泊1万円(朝食付き)!

昨晩のレモンホテル、ひとり一泊1500円から一挙にこの価格(笑)

島の中はホテルが5件ぐらいしかないので、とても高いのです。

でも島の中で泊まる価値は十分にあります。

夜遅くまで、そして朝早くも、モンサンミッシェルを十分に堪能できるからです。

こちらがホテルの看板。

部屋の方もとても快適、窓を開けると島を囲む城壁、そしてその向こうは海というロケーションでした。

娘は、ご覧のようにipad片手にすっかりくつろいだ様子。

落ち着いたら、さっそく島内を探索。

迷路のように古い路地が入り組んでいます。まるで中世にタイムスリップしたみたい。

どこを切り取っても絵になるような風景です。

夕食は?というと、もちろんあの有名なふわふわオムレツにしました。

コチラは帰国後に描いたモンサンミッシェルです。

可愛らしい村、ブブロンに立ち寄る

翌日、モンサンミッシェルに別れを告げた後は、もと来た道をルーアン目指して戻りました。

この日の目的地はセーヌ河のほとりですが、途中ちょっと寄り道して「フランスの美しい村」のひとつに選ばれているブブロン・オン・アージュ(ブブロン村)に立ち寄りました。

ノルマンディーの田舎道をしばらく走ると突然、ご覧のような木組みの家々立ち並ぶ小さな村が出現しました。

ここがブブロン村です!

村の中心の広場に立つと、360度どこを見回しても木組みの家ばかり。

私の絵のテーマにもピッタリで、帰国したらさっそく絵にしようと写真をパシャパシャ。

ちなみにコチラが帰国後に描いたブブロン村の可愛いいお家です。

よく日本の観光地にあるヤツが何とフランスにもありました。さっそく娘が顔を出したところをパシャリ!

セーヌ河のほとりのリゾートマンションに泊まる

ブブロン村を後にして、走ること3時間あまり。

本日の目的地、セーヌ河の支流沿いにあるリゾートホテルに到着しました。

ここが実に素晴らしい宿で、ホテルというよりも滞在型リゾートマンションというカンジ。

大きなシステムキッチン付きの広々としたリビングにベッドルームが二つ、浴槽付きのバスルーム。

テラスからは目の前にセーヌの支流を眺められて、何とお値段の方は一泊6000円。

二家族で泊まったので、一家族たったの3000円!

おまけにホテルには共用のプールやジャグジーまで備わっており、日本じゃあ考えられない安さです。

フランス人は、こういったホテルに長期間のんびり滞在してバカンスをすごすわけで、ヨーロッパの真の豊かさの一端を垣間見た思いでした。

娘の方は?と言えば、さっそく公園のブランコに夢中。

奥に見えるのがリゾートマンション

あたりは緑が濃く、小鳥のさえずり、水のせせらぎ、そして澄んだ空気…本当に気持ちのいいところでした。

こんなところで、一週間ほど滞在して、ゆっくりバカンスを堪能できたらなぁ…

…などと夢想しましたが、残念ながら私も、あわただしい日本人のひとり。

たった一泊しただけで、翌朝にはそそくさとホテルを後にしなければなりませんでした(泣)。

関連記事
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。