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2020-07-12

北フランス ドライブ旅行(1)

出発前のハプニング?

ちょっと昔の話になりますが、2012年6月15日より1週間、レンタカーを使って北フランスを旅した時のことを書いてみたいと思います。

旅のおおよそのプランは以下のとおり。

①パリのシャルル・ド・ゴール空港でレンタカーを借りる

②ゴッホ終焉の地オーベール・シュル・オワーズを訪ね、ゴッホのお墓参りをする

③モンサンミッシェルへ移動して、島内の15世紀から続く古い宿に泊まる

④ジベルニーのモネの庭を訪ね、睡蓮の池を堪能する

⑤パリまで戻り、レンタカーを返した後はパリの市内観光

一方、旅のメンバーは?というと、私の家族3名(私と妻と当時5歳の娘)に妻方の両親、総勢5名です。

さて、それでは、さっそく旅の様子をレポートしていきましょう!

まずは、コチラ。朝7時の羽田空港の国際ターミナル。

どうですか?一見無難な旅立ちに見えるでしょう。

ところがどっこい、実は出発前にひと波乱、すったもんだがあったのです。

さぁ、それは何かと言いますと???

私たち3人の家族は、朝のパリ便に乗るべく、静岡から羽田空港へ向かって、深夜の東名高速道路を突っ走っておりました。

その時のことです。

なんと、あろうことか突然タイヤがバースト!

「ヤバい!」

その直後、ハンドルの自由が効かなくなり、車は蛇行運転をし始めました。

「落ち着け!」と必死に自分に言い聞かせ、とりあえず一番左の車線に移動をしました(3車線道路の真ん中を走っていた)。

すると、天の助けか運よく非常駐車帯が現れ、私たちは何とか無事に路肩へ非難することができたのです。

一歩間違えば、あわや大惨事となるところでした。

それにしても時刻は深夜2時。

「こんな時間にJAFは来てくれるだろうか・・・」

一瞬、旅をあきらめることも脳裏をよぎりましたが、何と、JAFは30分後には駆けつけてくれ、わずか1時間後には、羽田行きを再開することができたのです。

この時ばかりは、さすがにJAFのスタッフに後光がさしているように神々しく見えました!?

そんなこんなで、深夜に色々ありましたが、なんとか羽田空港までたどり着き、無事8時半のフライトで機上の人となりました。

パリに到着

北京経由で、パリのシャルルドゴール空港に到着しました。

空港でレンタカーを借りたのが夜の9時ごろ。

それでも外はまだ十分明るい。

ヨーロッパの夏は本当に陽が長いのです。

空港から迷いながら1時間ほど走ったところにあるハイウェイ沿いの安宿に落ち着いた頃には、時計の針は夜の11時をまわっていました。

ホテルの名はレモンホテル。

一室29ユーロ、当時のレートで約3000円(二人で泊まるとひとり1500円)の安宿です。

ハイウェイ沿いにあるのでアメリカで言えばモーテルといったところでしょうか?

宿泊客はもちろんフランス人ばかりです。

レモンホテルという名のとおり、館内は黄色と緑に彩られ、強烈なレモンの香りが充満している、とても不思議なホテルでした。

部屋の中もレモン色

こちらはそのホテルの窓からのながめです。

すぐ目の前をハイウェイが走っています

ゴッホのお墓参りをする

フランス最初の日は、まずホテルから10分ほどのところにある、ゴッホ終焉の地オーベール・シュル・オワーズへ。

とりあえず、朝めしをと、飛び込んだカフェには、壁一面にゴッホの伝記映画(カーク・ダグラス主演の「炎の人ゴッホ」)のシーンが描かれていました。

ここでゴッホの複製画などを眺めながら、優雅にカフェオレとクロワッサンの朝食です。

奥の壁一面にカーク・ダグラスが映画で演じたゴッホが

さっそくゴッホゆかりの場所めぐりです。

ゴッホの住んでいた下宿屋の前を通り、少し坂を上ると、あの有名な「オーベールの教会」が。

う〜ん、まさしくゴッホの描いた絵そのままです。

ところで、ゴッホが人生の最後の2ヶ月間をすごしたこの村には、いたるところに彼が描いた風景画がそのまま残っており、その風景の前には、ゴッホの絵のレプリカが掲げてあります(とってもわかりやすい!)。

教会からさらに5分ほど歩くと、人家が途切れ、小麦畑が広がる寂しい風景に。

そんな小麦畑の一角にゴッホの眠る墓地がありました。

ゴッホは、彼を終生支え続けた弟テオと隣り合わせて、静かに眠っていました。

左がゴッホ、右が弟テオの墓

墓地のまわりは広々とした小麦畑。

ゴッホが描いた絵そのままのどんよりと曇った空の下、ゴッホがここであの小麦畑の絵を描いた…という場所まで、頑張って歩きました。

そしてこちらが、ゴッホの描いた小麦畑とその絵のレプリカです。

ゴッホはこの小麦畑のどこかで、ピストル自殺したと伝えられています。

ゴッホの魂がいまだにこの小麦畑のどこかをさまよっているような気がしました。

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