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2020-08-28

北フランス ドライブ旅行(4)

パリ観光を楽しむ

ノルマンディーの旅を終え、レンタカーを返した後、パリの街に入りました。

私にとっては、実に久しぶりのパリ。

若い頃ずいぶん歩いたので、想い出のいっぱい詰まった街です。

今回は、北駅にわりと近い界隈に宿をとりました。

これはそのホテルの部屋の窓からの眺め。

アールヌーヴォー調の格子が実にオシャレです。

ホテルのらせん階段も、上から眺めると何となくアールヌーヴォー調?

パリでは、ノートルダム寺院を訪れて、セーヌ河畔を歩いて、凱旋門とエッフェル塔を眺めて、モンマルトルの丘へ行って、美術館めぐりをして…と、ひととおりの「おのぼりさん観光」をしました。

疲れたらカフェでひと休み。

今までフランスの田舎ばかり旅したので、やはり都会の喧騒は疲れます。

パリでは、スリにご用心!

ところで、パリ2日目の朝、メトロでノートルダムへ向かう車中で、予期せぬトラブルが!

なんと、義理の両親が二人同時に財布をスられてしまったのです。

気付いたのは、メトロを降り、駅から地上に出て、ノートルダム寺院を見上げたその瞬間のこと。

「あれっ、上着のポケットに入れていた財布がない…」

義理の父が呟きました。

「あれれ、私もないわ…」

と、今度は義理の母が。

思い当たるのは、つい先ほどまで乗っていたメトロの車内。

メトロは、座席が空いていないほど混み合っていたので、二人は、他の乗客に囲まれるようにして、出口に近い場所に並んで立っていました。

もちろん、パリのスリは有名なので、二人ともバッグを手前に持つなど、それなりに警戒はしていたのです。

…それでも、この有様とは!

ここまで来ると、盗られた財布を嘆くより、あまりに見事なスリの腕前に脱帽するしかありません。

パリ最終日にもヤラれた!?

また、パリ最終日のこと。

空港へ向かう列車の切符の買い方がわからず、自動券売機の前でマゴマゴしていると、親切そうな兄ちゃんがやってきて、

「これは専用のカードがないと買えないんだ。現金を自分に渡してくれれば、僕のカードで代わりに切符を買ってあげるよ!」

オオっ、なんて親切な兄ちゃん。

私は、空港までの人数分のユーロを渡して、その兄ちゃんに礼を言って別れたのです。

でも、列車に乗っている間に、さきほどの出来事を思い出していると、何となくイヤ~な予感が…

終点の空港駅についてみて、その予感が的中。

切符は全て最初の一駅分だけしか購入されていませんでした。

ヤラれた!…と思っても後のまつりです。

駅の車掌さんに正直に話すと、特に差額の料金を請求するでもなく、慣れた手付きでイケイケと通してくれました。

どうやら、私たちのようなおバカな旅行者をカモにする常習犯の仕業で、車掌さんにとってはよくある出来事のようです。

そんなこんなで、ちょっとしたハプニングもありましたが、無事、1週間のフランス旅行を終え、シャルルドゴール空港を後にしたのでした。

この次は、南仏プロヴァンスへ行って、ゴッホが芸術の理想郷を築こうと、ゴーギャンと共同生活したアルルの町など、を見て回りたい…と早くも胸を高鳴らせたのでした。

最後にパリの街をテーマに描いた私の絵を何枚かご紹介します。

メトロの看板
パリのホテル「マルセイユ」
ノートルダム寺院
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