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2020-08-14

北フランス ドライブ旅行(3)

ガイヤール城を訪ねる

北フランス、ドライブ旅行4日目。

この日はまず、昨晩泊まったセーヌ河沿いのリゾートホテルから30分ほど走り、レザンドリーという町にあるシャトーガイヤール(ガイヤール城)を訪ねました。

ご覧のように、セーヌ河をのぞむ丘の上にそびえる中世の古城跡です。

この城は、かつてイングランド王がフランス国内に広大な領土を有していた時代に、リチャード獅子心王が築き、その後、英仏間で熾烈な戦いの舞台となったヨーロッパ有数の名城のひとつです。

そのためか、歴史の授業中らしき生徒たちが先生に先導されて訪れていました。

かつては難攻不落と言われたものの、なんとトイレの穴から侵入した敵によって、ついに陥落した…というエピソードまで残っています。

現在の城はなかば廃墟と化し、つわものたちの夢のあと…といった風情です。

それにしても城のそびえる丘からの、レザンドリーの町とセーヌの眺めが抜群に素晴らしかったです。

モネの描いた睡蓮の池へ

ガイヤール城を後にして、さらに30分走ると、ジベルニーのモネの庭に到着しました。

広大な敷地の中にモネの庭はもちろんのこと、印象派の美術館などいくつもの見所が点在しています。

私たちは、本日中にレンタカーを返してパリの街に入らなければならないので、すべてを見るのはあきらめ、モネの住んだ家と庭、そして睡蓮の池だけを見ることにしました。

こちらはモネが後半生を過ごした家です。

いくつも部屋があり、浮世絵のコレクションが壁に所狭しと架けてあるのがとても印象的でした。

そしてこちらが、有名な睡蓮の池。

自然の川が敷地の中に引き込んであり、予想をはるかに超えた広大さ。

どうやら、モネはかなりのお金持ちだったようです。

モネがこの池のほとりで、あのオランジェリー美術館にあるような睡蓮をテーマにした数々の名作を生み出したのだと思うと実に感慨深いものがありました。

レンタカーを返し、パリの街へ

さぁ、いよいよレンタカーともお別れです。

シャルルドゴール空港に無事たどり着き、15時過ぎに車を返すと、RERという鉄道に乗ってパリの街へ。

これまでノルマンディーののどかな田舎ばかり旅してきただけに、パリの街の雑踏にはちょっと辟易(へきえき)するものがありました。

それに加えて、ホテルのある北駅周辺は、さまざまな人種が入り混じったとてもエスニックな界隈。

私たちがイメージするパリとはかなり違った世界でした。

ホテルへ荷を降ろしたあとは、近くのトルコ料理店で夕食をとりました。

私は大好きなケバブ定食(写真下)です。

ギリシア・トルコ料理はおおよそ何を食べてもハズレがありません。

さぁ、明日は、パリ観光だ!

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