ゴールデンロックからの帰りはトラックの荷台で
聖地ゴールデンロックのまわりは、さながら門前町のような賑わいである。
寺院や僧院はもちろんのこと、巡礼者のための宿泊施設や食堂、商店などが小高い山の斜面に沿って、まるで寄せ木細工のようにひしめき合っていた。
オレは調子に乗ってヘンな揚げ物に手を出しもんだから、すっかり腹をこわしてしまった。
それでも、まるで迷路のような町のブラブラ歩きを堪能し、斜面の一角にあるホテルに泊まった。
お腹をこわしたので、夕食は、町で買い求めたバナナとランブーダン。
翌朝、ゴールデンロックを後にして、ヤンゴンへと向かった。
帰りはトラックの荷台。
トラックは、くねくね道をジェットコースターのように駆け下りる。
急カーブでもスピードを緩めることなく、ぐいぐいと飛ばし、歩いて5時間かかった道のりをものの30分ほどでキンプンに到着した。
キンプンからはまた長距離バスを乗り継いでヤンゴンへ。
ヤンゴンで食べ歩きを楽しむ
ヤンゴンでは、とにかく露店のモノを手当たり次第に食べまくった。
こちらはココナッツミルクで煮たお粥。なかなかの味。
こちらはもまずまずの味。タコ焼き状に丸く焼いたウズラの卵。
こちらはミャンマーの国民食とも言えるラーメン、モヒンガー。美味かった。
とある僧院の軒下で雨宿りしていると、僧侶たちが建物の中へ招き入れてくれた。
若い僧侶たちは言葉も通じない突然の珍客であるオレを、お茶とお菓子で精一杯もてなしてくれた。
記念に一枚パシャリ!
旅の最後に、ミャンマー人の温かさに触れたような気がした。
(おしまい)
ミャンマーで買ってきた土産の怪しい人形にインスパイアされて、こんな絵を描いた。