2020年最後の個展 無事終了しました
12月15日から20日まで、静岡県立美術館の県民ギャラリーにて、今年最後の個展を開催しました。
こちらが展示会場入り口の様子です。
今回の個展では、会場を大きく3つのエリアに分けました。
最初のエリアが、メインの「ヨーロッパ街道物語」シリーズを展示するところ。
次が、ガラリとテイストを変えて、昨年から突如ハマった、石粉粘土による造形「ヘンな人シリーズ」を展示するエリア。
今回がコイツらにとっての、記念すべき静岡初デビューとなったわけです。
そして最後のエリアが、私が日中働く障害者福祉施設の仲間たちの創作作品を展示する「それいゆ生活介護作品展」。
それぞれのエリアが独自の個性を醸し出す、面白い展示になりました。
2020年の集大成として、それなりに力を込めた個展でしたが、残念ながらコロナの影響もあってか(特に平日は)美術館を訪れる人はまばら。
職場の仲間たちが、自分たちの展示作品を見るために、入れ代わり立ち代わり来てくれたので、その時は多少賑やかになったものの、あとはシーンと静けさが漂い、密になるどころか、あまりに贅沢なほどのソーシャルディスタンスでした。
おかげで、暇な時間に受付で絵を一枚仕上げてしまうことができました。
それでも、20年以上ぶりに再会する懐かしい友人や、facebookで展示のことを知り、はるばる名古屋からクルマとばして駆けつけてくれた見も知らぬ人など…素敵な出会いもいっぱいあり、感謝感激の6日間でした。
普段は自宅アパートの狭い一室に積まれて陽の目を見ることのない作品たちも、こうして様々な人の目に触れ、称賛を浴び、きっと喜んでいたことでしょう。
やはり絵は、多くの人の目に触れてナンボですからね。
さて、これをもって今年の個展はすべて終了。
今年の展覧会を振り返ってみると、まず、新型コロナウィルスが日本でも蔓延し始めた3月に静岡のアーティスト仲間たちと4人展を開催。
コロナ第一波が収束し、第二波が到来するまでの谷間の7月終わりに、軽井沢にて個展を開催。
一方10月初めに予定していた、東京(聖路加国際病院ギャラリー)での個展は中止を余儀なくされ、第三波の渦中に年末の静岡県立美術館での個展は断行しました。
このように2020年はコロナに翻弄された一年でした。
ワクチンが世界中に行き届き、もはやコロナに怯えることなくフツーの日常を取り戻すことのできるのは、まだまだ先の話ですが、来年こそ良き一年でありますように!